【完】いいかげん俺を好きになれよ

なんとなくあたしの中ではカテキョってスパルタなイメージがあって、

ただでさえ大嫌いな数学をビシバシ教え込まれると思ったら恐ろしくて仕方なかった。



「それはないでしょー。カテキョってだいたい大学生とかじゃない?

どうする?すっごいイケメンがきたら。

逆にやる気出るかもよ」


「イ、イケメン…!?//」


「だってうちのお姉ちゃんの高校時代のカテキョすごいイケメンだったよ。

まぁ彼女持ちだったけど…」



そう言われて目の色が変わった。



イケメンなカテキョ…?


しかも大学生…年上……


年上のイケメン!?



そんな人に部屋で二人きりで勉強教わるとか…


ヤバくない!?…わぁぁ///



ーービシッ!!



だけどその妄想をぶち壊すかのように、アユに思いきり頭を叩かれた。



「おい、お前なに妄想してんだよ」


「…いったぁ!!」


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