【完】いいかげん俺を好きになれよ
それから二人で買ってきた黒ごまプリンを食べて。
アユはいつもすごい美味しそうに食べてるのに、今日は味がよくわからないみたいで少しかわいそうだった(笑)
だけど朝からあまり何も食べてないって言うから、何か食べられただけでもよかったなって。
心なしか来た時よりも少し元気になってる気がして、ホッとした。
「…ちょっとトイレ」
プリンを食べて薬を飲んだあと、アユはふとベッドから立ち上がった。
「あ、大丈夫?
歩ける?一人で行ける?」
「一人で行けるって…ガキじゃねーよ(笑)
大丈夫だから」
「あ…ですよね//」
なんだか変なとこ突っ込んでしまった。
だけど少し心配。
フラフラしてるんだもん。