【完】いいかげん俺を好きになれよ

目の前には上半身裸のアユ。


しかもどアップ。



「いっ…!痛いっていうか……///」


「あ、また血出てきた」


「ぎゃぁぁ〜〜っ!!

だ、だめっ…!!!!」


「は?」



アユがまた舐めるのかと思って思いきり手を取り上げる。


するとアユは少し不機嫌そうに顔をしかめた。



「…なんだよそのリアクション。

そんな嫌だったのかよ」


「ち、違う!嫌っていうか…!

ゆ…指っ…!//」


「お前が舐めときゃ治るっつったんだろ」


「でも〜…!!」



ほんとに舐めるとか……



「恥ずかしいよ……///

しかもアユそんなカッコだし…」



あたしがうつむきながらそう答えたら、アユは自分の姿を一度確認して、それからフッと呆れたように笑った。



「は?なにエロいこと妄想してんの、お前(笑)」


「し、してないし!!//」


「顔真っ赤」


「えぇっ!?///」


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