病院嫌い
春樹 side
俺がギュット抱きしめたら彩夏はすぐに寝た。
本当に可愛い。
彩夏のことを本当に愛している。
無意識のうちに彩夏の顔を撫でてしまった。
熱い……。
やっぱり熱が下がっていない。
発疹もどんどん出てきている。
早く元気になってほしい。
『……春樹……大好き ずっと……そばにいて……』
彩夏は寝ながら俺のことを呼んでいる。
『大丈夫だよ。 俺はずっとここにいるからな。』
そうやって寝ている彩夏に声かけ顔を撫でた。
今日はずっとここにいよう。
彩夏のそばを離れられない。
俺が彩夏から離れたくない。
俺はこのまま彩夏といっしょのベッドに入ったまま眠りについた。