病院嫌い
『彩夏、また明日ね。 バイバイ』
『うん、バイバイ』
花菜はバス通学なのでバス停に行った。
うっ 花菜と別れるといきなり喘息の発作に襲われた。
『ゲホッゲホッゲホッ ゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッゲホッ』
苦しい。 どうしよう。
しかもここ、道の真ん中だよ。
そんなこと考えているあいだに発作はどんどん酷くなっている。
誰か助けて。
そう思っていると一人の若い男性が
『大丈夫か。 苦しいよな。 ゆっくり呼吸して。』
私はその男性の言う通りにゆっくり呼吸した。
そしたらだんだん発作は治まってきた。