病院嫌い
『昌也、ちょっと彩夏のことを抑えていてくれないか』
『わかった。 彩夏ちゃん、ちょっとごめんね。』
やだよ……。
『嫌、離して……』
そう言ったけど離してくれなくて腕を抑えられた。
『彩夏、ちょっと我慢してね。 』
その瞬間に針を射されて痛みを感じた。
『…痛い もうやめて ヒック ヒック……』
『終わったよ 頑張ったね えらいぞ』
そう言って撫でてくれた。
注射が終わると昌也先生は出ていった。