病院嫌い
『彩夏、痛かったよな。 それに無理矢理注射して怖かったよね。 本当にごめんな。』
春樹は謝っているけど抑えられたのは私が悪いからだ。
『私の方こそごめんなさい。 さっきは手を払っちゃって………』
『謝らなくてもいいよ。 注射怖かったんだもんな。
痛いのによく頑張った。もう、大丈夫だから。』
そう言って抱きしめてキスをしてくれた。
春樹に抱きしめられて安心して涙が出てきた。
『大丈夫だよ。』
優しくそう言ってくれた。