病院嫌い

『彩夏ちゃん』
そう言いながら彼女を探す。




『ケホゲホッゲホッゲホッゲホッ』



もしかして彩夏ちゃん?




その音が聴こえて来る方に走って行くと彼女が倒れていた。

『大丈夫?』
そう呼び掛けても返事がない。



『今、病院に運ぶからな』
俺は彼女を抱いて病院まで走った。
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