病院嫌い
彩夏ちゃん大丈夫かな。
昌也は優しいから大丈夫だと思うけど心配になってしまう。
そんなことを思っていると
ーガラッ
昌也と彩夏ちゃんが入ってきた。
『彩夏ちゃん、どうしてここにいるの。
具合は大丈夫』
『私は大丈夫。 でも、私のせいで先生…が……………… 私、先生に迷惑……かけてばかりで………グスッ…………ヒック』
『俺は大丈夫だ。 彩夏ちゃんのせいじゃないから泣かないで。それに迷惑なんて思ったことないから大丈夫だ。』
そう言って彩夏ちゃんの頭を撫でた。
しばらくすると………。
『おまえ、本当に大丈夫か』
さっきまで黙っていた昌也が口を開く。
『大丈夫だ』
『とりあえずもう一度熱を計れ』
そう言って体温計を渡して来た。
なんか正直熱が上がっている気がする。