病院嫌い
彩夏 side
春樹先生に点滴を打つと昌也先生は部屋から出ていった。
『彩夏ちゃん、ごめんなカッコ悪いところ見せて。』
全然カッコ悪くないよ。
『カッコ悪くないと思います。
先生はすごくカッコいいです。
私の気持ちもよくわかってくれるし
私、そういう先生の優しさが大好きです。』
ヤバッ
口を滑らして好きって言っちゃたよ。
すごく恥ずかしい。
『俺も、彩夏ちゃんのことが大好きだよ。
もしよかったら俺と付き合ってください。』
えっ
先生が私のことを好き?
すごく嬉しい。
私は迷わず『こちらこそよろしくお願いします。』と言った。
春樹先生は私のことを優しく抱き締めてくれた。