病院嫌い
『彩夏、終わったよ。 音が良いから明日には退院できるよ』
『……うん』
いつもなら嬉しいはずの退院だけど、春樹に会えなくなるの寂しいなあ。
そう思っていると………………。
『彩夏、もしよかったら俺といっしょに住もうよ
俺、彩夏に会えなくなるの寂しいからさあ』
いっしょ住むってことは同居ってことだよね。
すごく嬉しい。 でも、いいのかな。
『でも、いいの』
『いいに決まっているじゃないか。
俺、彩夏といっしょに住みたいよ。』
『ありがとう、春樹。 大好きだよ』
『俺も、彩夏が大好きだ。』
そう言って抱きしめてくれた。