恋愛虫毒
僕には友達がいない。
ずっとひとり。
お父さんもお母さんも僕が生まれてすぐに殺されちゃったんだ。
うん、もちろん人間にね。
あえて友達って言うなら、ダンゴムシのマルオ君ぐらいかな。
彼は無口だけど、この前僕の為にシロアリを狩ってきてくれたんだ。
「ねぇねぇ、マルオ君。もう夏なんだし、ドブにでも遊びに行かない?」
「・・・ぇ・ぁ・・ぅ」
「一生家の下で暮らすなんて不健康だよ。ね?いこ?」
「・・・ぅ、うん。」
こうして僕ら二人は、生まれて初めて外へ冒険しに行った。
ずっとひとり。
お父さんもお母さんも僕が生まれてすぐに殺されちゃったんだ。
うん、もちろん人間にね。
あえて友達って言うなら、ダンゴムシのマルオ君ぐらいかな。
彼は無口だけど、この前僕の為にシロアリを狩ってきてくれたんだ。
「ねぇねぇ、マルオ君。もう夏なんだし、ドブにでも遊びに行かない?」
「・・・ぇ・ぁ・・ぅ」
「一生家の下で暮らすなんて不健康だよ。ね?いこ?」
「・・・ぅ、うん。」
こうして僕ら二人は、生まれて初めて外へ冒険しに行った。