夏恋~ひまわりと太陽~
夕日ってこんなにも沈むのが早いんだ。
さっきまで真っ赤だった空は
いつの間にか真っ暗になっていた。
「こんなに長い間、観覧車の頂上にいたヤツも珍しいよな~」
不意に話しかけられ、心臓がドキーンッとなった。
「ぬっ!!!う、うん!!そうだね♪」
…って!ぬっ!!!ってなんだよ!
もー…
あたし最悪……。
「…ふっ‥くくくっ…」
蓮が明らかに笑ってるんですけど………。
しかも我慢しようとしてるのか体が揺れてるんですけど……。
「……声出して笑えば?」
「ふっ!!あはははっ!!“ぬっ!!!”ってなんだよっっ!!!」
「わっ!!笑いすぎだからっっ!!」
そんなに笑われたら余計恥ずかしいじゃん!!!