夏恋~ひまわりと太陽~
学園祭準備
「きゃあ♪このエプロンかわいくない!?」
「ちょっと奈美~?ちゃんと手伝ってよね!!」
学園祭も本格的に準備が始まった。
あんなに嫌がってた奈美もノリノリ。
一番盛り上がってるんじゃないかってほど。
「言っておくけど予算少ないんだからね?」
「はいはい。それくらいわかってるわよぉ」
この顔は絶対わかってない。
どんな風に飾り付けするかとか、いろいろ決めなきゃいけないのに。
さっきからエプロンばっか見てる奈美。
他の女の子達は何を作ろうかとか決めてるし。
あたしは何にも作れないから口出し出来ないし。
だからあたしは、さっきから男子と一緒にどうしようか決めていた。