夏恋~ひまわりと太陽~
みんなで玄関でお見送り。
「忘れ物、ない?」
「ふっ。ないよ。葵じゃないんだから」
ニヒッと笑って言った蓮。
「最後の最後で、良いこと言えないのかな~!?」
怒った顔のあたしを見て、蓮はニヤニヤと笑った。
迎えに来ていた蓮のお母さんは、蓮に「全く、この子は…」と笑いながら呆れていた。
「蓮君。元気でね」
「俺らのこと忘れるなよな!!」
愛美さんなんて、もう半泣き。
剛さんは、やっぱり男らしかった。