夏恋~ひまわりと太陽~
……う‥そでしょう?
あたしが一番聞きたかった言葉。
あたしが言いたくて仕方がなかった言葉。
蓮の顔を見て、その言葉が嘘じゃないってわかった。
ジッとあたしを見つめ、微笑む蓮。
「……し‥も。あたしも好き。大好き!!!」
お互いに、同じタイミングで抱きしめた。
「……ううっ…う~…」
「また泣く~!!」
「だって…だって!!大好きなんだもん!!!」
あたしの叫び声に、蓮はまた、「近所迷惑だから!!」そう言って笑った。
さっきと違うのは、慌てて手で覆った口が、今度は蓮の唇によって塞がれたこと………。
あたし達は“ひまわりと太陽”
ずっとずーっと
お互いを見つめあうの。
ね、蓮。
~END~