夏恋~ひまわりと太陽~



「ふぅ~。ギリギリセーフ」

「本当。危なかったぁ」



家に着いたとたんもの凄い勢いで雨が降り出した。


いつもならクーラー!!と叫んでいるあたしでも、今日はとても涼しい。


着替えた後、あたしは縁側に腰をおろした。


大粒の雨が大地を濡らしていく。


「何してんの?濡れない?」


着替えた蓮がやって来て言った。



「ギリギリ濡れない。涼しいの」

「本当だ。良い風が吹いてる」



蓮があたしの隣に座った。

その瞬間、空がピカッと光ると数秒後、ドーンと雷の音がした。



「うわー。絶対落ちたね。さっきの」


「すっげー音だったもんな!!」


ゴロゴロと言ってる空。


「もう一発くるよっ!!」


ーーピカッ

「1、 2、 3…」

ドーーンッッ


「うわっ!!結構近い!!」



< 27 / 188 >

この作品をシェア

pagetop