夏恋~ひまわりと太陽~
「ふぅ~。ギリギリセーフ」
「本当。危なかったぁ」
家に着いたとたんもの凄い勢いで雨が降り出した。
いつもならクーラー!!と叫んでいるあたしでも、今日はとても涼しい。
着替えた後、あたしは縁側に腰をおろした。
大粒の雨が大地を濡らしていく。
「何してんの?濡れない?」
着替えた蓮がやって来て言った。
「ギリギリ濡れない。涼しいの」
「本当だ。良い風が吹いてる」
蓮があたしの隣に座った。
その瞬間、空がピカッと光ると数秒後、ドーンと雷の音がした。
「うわー。絶対落ちたね。さっきの」
「すっげー音だったもんな!!」
ゴロゴロと言ってる空。
「もう一発くるよっ!!」
ーーピカッ
「1、 2、 3…」
ドーーンッッ
「うわっ!!結構近い!!」