夏恋~ひまわりと太陽~
そして、やって来ました。
愛美さんが来る日が。
ーーピンポーン…
「来たかなっ!?」
「葵!出てきてくれない?」
「はいはい」
「あっ、俺も行くよ!」
ドタバタと後ろから追い掛けてきた蓮。
ちょっとにやけてるぞ。蓮さんよ。
ーーピンポーン…
「はぁい!今出ます!!」
ガララッと勢いよくあけた。
「すみませ………」
そこには男の人が立っていた。
見た目は優しそうな…。背が高くて、かっこいい系だ。
歳は、にじゅう…26くらい?
あれ……?
愛美さん、まだだったのかな?
あたしと蓮は顔を見合わせて首を傾げた。
で?この人は誰?
「あの~……?」
「…今日からここでお世話になります…」
『え?』
お世話にって……。
まさか愛美さんって……
『おとこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!??』