夏恋~ひまわりと太陽~
玄関に行くと、あがっていいといったのに、その子はまだ下を向いて立っていた。
「……成海?」
「先生っ!!」
成海さんっていうんだ!嬉しそうだなぁ~♪
「なんでここにいるんだ?どうした?」
「あ‥の、先生に借りた本を…」
「そんなの良かったのに」
剛さんも嬉しそう!
「‥あの…」
「ん?あ、外で話そうか」
剛さんの言葉にはっとした。
「あっ!!ご、ごめんなさい!!あたし観客になってた…!どうぞ上がってゆっくり話して下さい!邪魔者は消えますんで!」
2人の話聞いてたなんて、しかも堂々と!!
あたしの馬鹿っっ!!
「良いよ良いよ!!外で。成海も外で良いよな!!」
「はい!!」
2人は外に出て行った。