恋愛フラグを回収しますか?
始業式が終わり、ちょっとした休み時間にはいると、絹真くんの周りには沢山の人が集まった。
そこから逃げるように私はエリたちのもとへ向かう。
「どうすか、転校生の隣になった気分は」
「どうって…」
「意外とイケメンかもねぇ」
優希サマには負けるけどねぇ、とエリは言う。
そりゃそうでしょうね。
「フラグ回収マダー?」
「私に回収させる気ですか、ユリ殿」
「なっちゃんが回収したら面白いのにぃ」
「彼が私に興味があるとでも?」
「「デスヨネー」」
私の今の一番はゲームである。