10年後も、キミと。
そこに、利絵が割り込んできた。
「ふたりとも、まだ校内をブラブラしていい時間なんだし、受付じゃなくて場所を変えたら?」
「そうだな、じゃあ、場所変えるか」
芳樹くんは、スタスタ歩いて行く。
利絵が、そっと私の背中を押しながら、ささやいた。
「ここは私たちにまかせて、ゆっくり話しておいで」
「ありがと・・・利絵、由紀」
私は、芳樹くんの背中を追いかけた。
「ふたりとも、まだ校内をブラブラしていい時間なんだし、受付じゃなくて場所を変えたら?」
「そうだな、じゃあ、場所変えるか」
芳樹くんは、スタスタ歩いて行く。
利絵が、そっと私の背中を押しながら、ささやいた。
「ここは私たちにまかせて、ゆっくり話しておいで」
「ありがと・・・利絵、由紀」
私は、芳樹くんの背中を追いかけた。