10年後も、キミと。
「ゆり」

「はい」

「夕飯の前に、お風呂入っちゃおうか」

「そうだね、芳樹くん先どうぞ」



「あ、あのさ、せっかくだから、


一緒に入らない?」



想像もしてなかった言葉に、固まってしまった。


恥ずかしいから断りたい。

でも、耳まで赤くして誘ってくれた芳樹くんの気持ちにもこたえたい。


どうしよう。


「えっと、じゃあ。

恥ずかしいから、私が呼んだら、入ってきてくれる?」
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