10年後も、キミと。
知らなかった。
なんで、利絵は知ってるんだろう。
その疑問は、私の顔にそのまま出てたらしい。
「彼が、細谷と同じ高校でさ、進学先を教えてくれたんだよ」
ごめんね、黙ってて。
利絵はそう言って、うつむいてた。
「いいの、引きずってるわけじゃないし」
「そうだよね、ゆりも高校の時は彼氏いたし」
「そうそう、まぁ、今はいないけどね。利絵がうらやましいよう」
「このハガキがキッカケで、同窓会とかあればいいね」
そんな、希望的観測で会話は終わった。
なんで、利絵は知ってるんだろう。
その疑問は、私の顔にそのまま出てたらしい。
「彼が、細谷と同じ高校でさ、進学先を教えてくれたんだよ」
ごめんね、黙ってて。
利絵はそう言って、うつむいてた。
「いいの、引きずってるわけじゃないし」
「そうだよね、ゆりも高校の時は彼氏いたし」
「そうそう、まぁ、今はいないけどね。利絵がうらやましいよう」
「このハガキがキッカケで、同窓会とかあればいいね」
そんな、希望的観測で会話は終わった。