10年後も、キミと。
「あっ、芳樹くん。

こちら、バイト先の先輩の川口さん」

「はじめまして、細谷です」

「ゆりちゃんの彼氏って、こういう人なんだ」

「川口さん、芳樹くんはとっても優しくて、頼りになるんですよ」

「ふ~ん、でも彼氏が優しいのは当たり前じゃないの?」

「川口さん、どうしたんですか?

いつもと感じが違いますよ」

「そ?俺は、思ったことを言っただけ。

じゃ、またお店でね」

川口さんは出口方向へ向かっていった。

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