10年後も、キミと。
「えっっ?」

予想もしてなかった言葉に、変な裏声が出てしまった。

「プッ、そんな驚かなくても。

俺は真剣に付き合っていきたいから、ご両親にも知っておいてほしいってこと」


ニコニコ笑いながら、雅人くんが言うから。

「ありがとう、聞いてみるね」


その場でお母さんに確認して、雅人くんは年明け2日に遊びに来ることになった。


「なんか、今から緊張してきた」

「俺も。

でも、楽しみ」
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