10年後も、キミと。
スタジオに向かう雅人くんと一緒に私もおいとました。


この2日間、密度が濃かったなぁ。

お互いの家族に紹介して。

緊張したけど、認めてもらえて安心した。


「なにニヤニヤしてんの?」

「えっ?

私、ニヤニヤしてた?」

「してたしてた。

なんかいいことあった?」

「うん、緊張したけど、お互いの家族に認めてもらえて嬉しいなあ、って」

「そうだな。

けど、俺とふたりっきりになれて嬉しいから、ニヤニヤしてんのかと思った」

「それもあるよ」

「いま、慌てて付け足しただろ?」

「ちがうよ、あえて言わなかっただけ!」


こんな、なんでもない会話に、ホッとする。
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