10年後も、キミと。
出国の時間ぎりぎりまで、ゲートで待ってたけど。
「もう、行かないとな」
「うん」
「ゆり」
「なあに、雅人くん」
「俺は、おまえだけのものなんだから、距離とか時間とか気にしないで、連絡してこいよ」
「はい」
「じゃ、行ってくる」
「気をつけてね」
雅人くんは私を抱きしめて、キスしてくれた。
何度も振り返って、手をふって。
私は、雅人くんが見えなくなるまで見送った。
「もう、行かないとな」
「うん」
「ゆり」
「なあに、雅人くん」
「俺は、おまえだけのものなんだから、距離とか時間とか気にしないで、連絡してこいよ」
「はい」
「じゃ、行ってくる」
「気をつけてね」
雅人くんは私を抱きしめて、キスしてくれた。
何度も振り返って、手をふって。
私は、雅人くんが見えなくなるまで見送った。