10年後も、キミと。
あの雨の日以来、芳樹はゆりのことを話さなくなった。

俺もあえて、聞かなかった。

芳樹は部活と受験勉強にうちこむようになり、俺も留学に向けて準備で忙しかった。




あの雨の日以来、ゆりとは会えなかった。

そうして俺たち3人は、別々の方角へ向かっていくことになったんだ。
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