10年後も、キミと。
芳樹くんはそんな私を見て、

「緊張してる?ひさしぶりだもんな」

って、優しく笑ってくれた。


「実は、昨日からすごく楽しみにしてて、あんまり寝てなくて・・・」

「子供みたいだなあ、でも、ゆりちゃんらしい」

「もおっ、子供じゃないよ」

「ごめんごめん、子供だなんて思ってないよ」

「ほんと~?」

「まぁ、そういうことにしとくよ」

「ひっど~いっ」

「ほら、そういうとこが子供っぽいし」

「うっ・・・」


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