俳句ほのぼの
チューリップ

私の通っている俳句教室は、
月に2回の講座
(2週間に1回の講座)です。


そして、毎回に2つ、
自分で作った句を
持ち寄り、

教室の皆さんで
品評するのですが、


この2句については、
基本的に、

毎回決められた兼題
(お題のようなもの)
を盛り込んだ句を詠むこと、
となっています。



が、私など、
俳句初心者にとっては、
決められた兼題で
2句作ることは、
至難の技です。



ぱっと、すぐに
2句思い浮かぶこともあれば、
なかなか思い浮かばず、


「それでも1句は
思いついたけど、

もう1句は
どうしても無理…」
ということもあります。




そんな時は、
「一つは兼題を
盛り込んだ句で、

もう一つは兼題じゃない句で
かまわないわよ」

と、先生は
おっしゃって下さります。



よって、今回は二句のうち、
一句は兼題「海」
を盛り込んだ句にしました。

(前回、披露させて
いただいた句です)



そしてもう一句は、
チューリップで、
詠んでみました。


チューリップ 見あぐる空へ 夢つつみ
季語…チューリップ(春)




春、新しい季節、
爽やかな季節、

赤や黄色の
鮮やかなチューリップは、

夢や希望を
包んでいるように思えて、


そんな気持ちで
詠ませていただきました。



ところが、俳句仲間の皆さん、
「え? 夢『つつみ(包み)』なの?
夢『見つつ』かと思ったわ」


と、おっしゃっる方も。


チューリップ 見あぐる空へ
夢「つつみ(包み)」

チューリップ 見あぐる空へ
夢「見つつ」



でも、そっか、と思いました。

「夢包み」だと、
夢がつつまれて、
その先広がりがないようにも、
私自身も思っていました。



なので「夢見つつ」だと、
そこで夢が閉じられることなく、

また「どんな夢を
見てるのかな」

と、思いをめぐらせることも
できるなかな、
と思いました。




チューリップ 見あぐる空へ
夢「つつみ(包み)」

チューリップ 見あぐる空へ
夢「見つつ」



二つの句ができました。


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