王様とうさぎさん
「式は月曜じゃなくていいから。
みんなには俺が話す」
そのとき、
「駄目よ」
と言う声がした。
また清香が横やりを入れてきたのかと思ったが、允まで振り向いている。
生きた人間の声のようだった。
「結婚はタイミングよ。
結婚に理性はいらないわ。
あったら、出来ないのよっ。
さあっ。
あんたも一緒に流されるのよ、莉王っ!」
「……潮」
背後にいつの間にやら、潮が立っていた。
「何処のバカップルが手を繋いで歩いてるのかと思って見てたら、あんたたちじゃない。
立ち止まったら、話が流れちゃうわよ。
私はこの流れに乗って、結婚するわよ、莉王っ」
「は?」
みんなには俺が話す」
そのとき、
「駄目よ」
と言う声がした。
また清香が横やりを入れてきたのかと思ったが、允まで振り向いている。
生きた人間の声のようだった。
「結婚はタイミングよ。
結婚に理性はいらないわ。
あったら、出来ないのよっ。
さあっ。
あんたも一緒に流されるのよ、莉王っ!」
「……潮」
背後にいつの間にやら、潮が立っていた。
「何処のバカップルが手を繋いで歩いてるのかと思って見てたら、あんたたちじゃない。
立ち止まったら、話が流れちゃうわよ。
私はこの流れに乗って、結婚するわよ、莉王っ」
「は?」