王様とうさぎさん
「月曜でいいし、寺でいいです。
さっき、わめいたら、すっきりしました。
マリッジブルーだったんでしょうかね。
なる暇もないと思ってたのに」
と言うと、
「ちょいちょい厭味を挟んでくるな……」
と言われた。
手すりに手をつき、夜景を見ながら莉王は言った。
「アパート、二年更新だったのに、とかしょうもないことばっかり気になるんですけどね」
「やっぱり、やめたいのか?」
莉王は振り向き、手すりに背を預けて言った。
「嫌いじゃないです。
そう言わなかったですか?」
と言うと、允は手を引き、莉王を膝の上に座らせる。
「ただ、よくわからないだけ」
「お前は結婚して、十年経っても、二十年経っても、そう言ってそうだな」
そう言いながら、両の頬に手を触れててくる。
さっき、わめいたら、すっきりしました。
マリッジブルーだったんでしょうかね。
なる暇もないと思ってたのに」
と言うと、
「ちょいちょい厭味を挟んでくるな……」
と言われた。
手すりに手をつき、夜景を見ながら莉王は言った。
「アパート、二年更新だったのに、とかしょうもないことばっかり気になるんですけどね」
「やっぱり、やめたいのか?」
莉王は振り向き、手すりに背を預けて言った。
「嫌いじゃないです。
そう言わなかったですか?」
と言うと、允は手を引き、莉王を膝の上に座らせる。
「ただ、よくわからないだけ」
「お前は結婚して、十年経っても、二十年経っても、そう言ってそうだな」
そう言いながら、両の頬に手を触れててくる。