~SPの彼に守られて~
「スネーク、吉野様を頼む。ホークス、尾行された件について確認したいことがあるからこっちに来い」
「はい」
「分かりました。貴女、ちょっとこっちに来なさい」
鷹野さんは鷲宮さんと一緒に部屋を出て行き、私は辰巳さんに腕を握られて皆さんが使う机の所に連れて行かれた。
「ここに座って。すっごく不細工だから、メイクをし直すわよ」
「そんなに酷いんですか?」
辰巳さんが椅子を引いたので私はそこに座ると、辰巳さんは机の引き出しの一つを開け、そこには沢山のメイク道具やコスメが入っていた。
自分が使うメイク関係の物はプチプラなものばかりだけど、辰巳さんのは海外の有名コスメブランドで編成されていて、ここでも自分の女子力が低いことが分かる。
「鏡を見てごらんなさいよ。本当に不細工だから」
不細工、不細工と連呼しなくてもいいのに、そんなにメイクが酷い状態なの?
「うわ…」
辰巳さんが手鏡で私の顔を見せてくれたけど、うん、確かに2人が不細工という理由が分かったわ。
駐車場で流した涙のせいでアイメイクは解けて目の周りが黒く滲んでいるし、ファンデもよれているし、リップだって完全に落ちて血色の悪い唇が見えているもの、そりゃあ不細工だと言うのは納得しちゃう。
「目を閉じなさい」
「はい」
言われるまま瞼を閉じると肌にひんやりとした布があてがわれて、肌を拭い、それからは辰巳さんのメイクが始まり、ファンデから眉、アイメイク、そしてリップまで完璧にしてもらっちゃった。
「ありがとうございます。自分ではこんなにメイクを綺麗に出来ません」
「あたしにかかれば、どんなに不細工な女でも綺麗に出来るわ」
「もう、不細工はよしてください」
耳にタコが出来るくらいに何度も聞かされちゃうと、トラウマになりそうなんだもん。
「はい」
「分かりました。貴女、ちょっとこっちに来なさい」
鷹野さんは鷲宮さんと一緒に部屋を出て行き、私は辰巳さんに腕を握られて皆さんが使う机の所に連れて行かれた。
「ここに座って。すっごく不細工だから、メイクをし直すわよ」
「そんなに酷いんですか?」
辰巳さんが椅子を引いたので私はそこに座ると、辰巳さんは机の引き出しの一つを開け、そこには沢山のメイク道具やコスメが入っていた。
自分が使うメイク関係の物はプチプラなものばかりだけど、辰巳さんのは海外の有名コスメブランドで編成されていて、ここでも自分の女子力が低いことが分かる。
「鏡を見てごらんなさいよ。本当に不細工だから」
不細工、不細工と連呼しなくてもいいのに、そんなにメイクが酷い状態なの?
「うわ…」
辰巳さんが手鏡で私の顔を見せてくれたけど、うん、確かに2人が不細工という理由が分かったわ。
駐車場で流した涙のせいでアイメイクは解けて目の周りが黒く滲んでいるし、ファンデもよれているし、リップだって完全に落ちて血色の悪い唇が見えているもの、そりゃあ不細工だと言うのは納得しちゃう。
「目を閉じなさい」
「はい」
言われるまま瞼を閉じると肌にひんやりとした布があてがわれて、肌を拭い、それからは辰巳さんのメイクが始まり、ファンデから眉、アイメイク、そしてリップまで完璧にしてもらっちゃった。
「ありがとうございます。自分ではこんなにメイクを綺麗に出来ません」
「あたしにかかれば、どんなに不細工な女でも綺麗に出来るわ」
「もう、不細工はよしてください」
耳にタコが出来るくらいに何度も聞かされちゃうと、トラウマになりそうなんだもん。