~SPの彼に守られて~
「鷹野、お前が立ち向かう敵ははるかに凶暴な手段で襲ってくるが、これからもちゃんと吉野様を護れるか?」
「護ります」
「いざというときの判断は鈍らないな?」
「鈍りません」
鷲宮さんが問いただすと、鷹野さんは鷲宮さんをまっすぐ見ながら力強く答える顔がとてもりりしく見えた。
「吉野様、先ほど鷹野にも言いましたがまだこれからも危ない目にあうことが続きます。それでもよろしいですか?」
「鷹野さんは最後まで私を護ると、そう仰ってくださいましたから、これからも鷹野さんに護って欲しいです」
「……」
私はあの日、巨大観覧車で鷹野さんから言われた言葉を鷲宮さんに伝え、鷹野さんは黙りながら力強く頷いた。
「でわ契約は"継続"という形で進めましょう」
さっきまで真剣な表情だった鷲宮さんが、今はにこりと微笑んでいる。
「ありがとうございます!えっと、代金はいくらになりますか?」
「2人の気持ちを聞けたので、代金はいただくことは出来ません」
「でも、それじゃあ契約にならないんじゃあ」
鷹野さんに護ってもらうには契約を結ばないといけないし、代金だって護ってくれるからこその対価じゃなないのかな。
「お前が退院するまでは、白鳥が吉野様の警護を担当をするからな。鷹野、最後まで吉野様を護るんだぞ。私はこれで」
鷲宮さんは個室から出て行き、個室には私たちだけとなった。
「護ります」
「いざというときの判断は鈍らないな?」
「鈍りません」
鷲宮さんが問いただすと、鷹野さんは鷲宮さんをまっすぐ見ながら力強く答える顔がとてもりりしく見えた。
「吉野様、先ほど鷹野にも言いましたがまだこれからも危ない目にあうことが続きます。それでもよろしいですか?」
「鷹野さんは最後まで私を護ると、そう仰ってくださいましたから、これからも鷹野さんに護って欲しいです」
「……」
私はあの日、巨大観覧車で鷹野さんから言われた言葉を鷲宮さんに伝え、鷹野さんは黙りながら力強く頷いた。
「でわ契約は"継続"という形で進めましょう」
さっきまで真剣な表情だった鷲宮さんが、今はにこりと微笑んでいる。
「ありがとうございます!えっと、代金はいくらになりますか?」
「2人の気持ちを聞けたので、代金はいただくことは出来ません」
「でも、それじゃあ契約にならないんじゃあ」
鷹野さんに護ってもらうには契約を結ばないといけないし、代金だって護ってくれるからこその対価じゃなないのかな。
「お前が退院するまでは、白鳥が吉野様の警護を担当をするからな。鷹野、最後まで吉野様を護るんだぞ。私はこれで」
鷲宮さんは個室から出て行き、個室には私たちだけとなった。