~SPの彼に守られて~
「千明、2つ先のビルまで走れるか?」
「もしかして、レオの追手ですか?」
「ああ。スワンからの連絡で、車よりもビルで一旦身を隠せだとよ。俺が護るから安心しろ」

 鷹野さんは大きな左手を差し出し、私は右手を重ねると強く握られた。

「行くぞ!」
「はい!」

 私は恋をしたSPの彼に護られながら、走り出した。

 まだ私を狙って追いかけてくる日々が続くけれど、私には鷲宮さんを始めとした株式会社ホークスに所属しているSPの皆さん、そしてSP兼私の彼として傍にいる鷹野さんがいるから怖くないし、組織になんかに負けないんだから!
 
終わり
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