私は彼氏の親友と浮気した。
デート
早朝。
ピピピと目覚まし時計が鳴るのと共に私の家のチャイムが鳴る。
私はパジャマのままゾンビのように目の下に真っ黒なクマを着けてドアへ向かう。
「はい?」
「おはよう、陽芽。」
ニコッと笑う八代。
デートにはぴったりのビシッとした格好だ。
1時間弱という私の睡眠時間のせいでツッコむ気力さえない私。
「早く着替えて?
待ち合わせ時間まであと1時間しかないよ?」
1時間もあるんじゃねーか。(と、突っ込みたい…)