ふりむいてよキャプテン
私には全く縁のない花火大会のイラストが書かれたうちわであおぎながら、部室に戻ろうとすると。
「にっしーどうしたの?大丈夫?」
部室への道の途中にある水飲み場で、ユニフォームを着たままのにっしーが頭から水をかぶっていたので、声をかける。
「ああ、うん、大丈夫。
ちょっと、暑くて......」
大丈夫、と言いながらも、こちらを振り向いたにっしーの顔は真っ赤になっちゃってる。
ほてってる、を通り越して、痛そうなくらいの赤。
「本当に大丈夫!?
顔、まっかだよ?」
「へいきへいき。
日に当たると、すぐ赤くなるんだよね」
あ、そっか。にっしーて、いろ、白いからね......。
そういえば、同じ色白のいつき先輩もにっしーほどではないけど、少しほてった顔してた。
他の人みたいに日焼けすると黒くなるんじゃなくて、赤くなっちゃうんだ。
日焼け止めも塗ってないのに、白くていいな、と密かににっしーのことうらやましいと思ってたけど、これはこれで大変そう......。
「にっしーどうしたの?大丈夫?」
部室への道の途中にある水飲み場で、ユニフォームを着たままのにっしーが頭から水をかぶっていたので、声をかける。
「ああ、うん、大丈夫。
ちょっと、暑くて......」
大丈夫、と言いながらも、こちらを振り向いたにっしーの顔は真っ赤になっちゃってる。
ほてってる、を通り越して、痛そうなくらいの赤。
「本当に大丈夫!?
顔、まっかだよ?」
「へいきへいき。
日に当たると、すぐ赤くなるんだよね」
あ、そっか。にっしーて、いろ、白いからね......。
そういえば、同じ色白のいつき先輩もにっしーほどではないけど、少しほてった顔してた。
他の人みたいに日焼けすると黒くなるんじゃなくて、赤くなっちゃうんだ。
日焼け止めも塗ってないのに、白くていいな、と密かににっしーのことうらやましいと思ってたけど、これはこれで大変そう......。