ふりむいてよキャプテン
練習後、グラウンド整備もそこそこに、にっしーは速攻で制服に着替えるとバタバタと帰り支度をしている。
いつもは残って、みんなとしゃべっていくのにめずらしい。
「にっしー、今日早いな」
「ああ、夏休みの宿題まったく手つけてなかった。
こりゃもう徹夜コースだな。
先輩方、お先に失礼しまーす!」
タメに声をかけられ、にっしーはバタバタと先輩たちにあいさつをしたあと、走って部室を出ていく。
にっしー......。
すこしも手つけてないって、いったい今まで何やっていたの。三日間で間に合えばいいけど......。
「にっしー、待って。俺も帰る。
お先に失礼します!」
にっしーに続いて、小野くんもあわててそのあとを追っていく。
「お前、宿題どのくらいやった?」
「は?俺がやってあるわけないじゃん。
最悪、始業式サボって、部活までに終わらすしかないな」
そのあと、何人かの二年生の先輩たちがそんなことを話ながら帰っていく。
始業式はサボっても、部活はサボらないんだ......。
間違ってる、このひとたち絶対間違ってるよ。
いったい何人が始業式までに無事生還できるのか。
いつもは残って、みんなとしゃべっていくのにめずらしい。
「にっしー、今日早いな」
「ああ、夏休みの宿題まったく手つけてなかった。
こりゃもう徹夜コースだな。
先輩方、お先に失礼しまーす!」
タメに声をかけられ、にっしーはバタバタと先輩たちにあいさつをしたあと、走って部室を出ていく。
にっしー......。
すこしも手つけてないって、いったい今まで何やっていたの。三日間で間に合えばいいけど......。
「にっしー、待って。俺も帰る。
お先に失礼します!」
にっしーに続いて、小野くんもあわててそのあとを追っていく。
「お前、宿題どのくらいやった?」
「は?俺がやってあるわけないじゃん。
最悪、始業式サボって、部活までに終わらすしかないな」
そのあと、何人かの二年生の先輩たちがそんなことを話ながら帰っていく。
始業式はサボっても、部活はサボらないんだ......。
間違ってる、このひとたち絶対間違ってるよ。
いったい何人が始業式までに無事生還できるのか。