ふりむいてよキャプテン
「おい、まだ誰か残ってるのか。
......なんだお前らか、さっさと帰れよ。
まさかテスト週間に遊んでるわけじゃねぇだろうな」
てっきり担任だと思ったら、燃えるように赤いジャージ姿の高田先生が入り口からこちらを見てくる。
まさしく遊びの相談をしていた私たち、部活顧問の登場で野球部員に一瞬で緊張が走った。
「今からみんなで図書室で勉強でーす」
「......そうか。
お前ら、赤点なんてとるなよ。赤点とったら部活にしばらく参加できねぇからな、分かってるだろうな」
いちはやく反応したのは、野球部じゃないから高田先生の呪縛外にいる、ブラスバンド部のゆっち。
ゆっちの一言により、先生は私たちを教室の外に追い出し戸締まりをしたあと、にらみをきかせてから帰っていく。
......大学行くために勉強するんじゃなくて、部活に参加するために勉強するんだ。
まあ、普通に勉強しろよと言われるよりも、そう言われた方が、にっしーあたりは勉強しそうだけど......。
......なんだお前らか、さっさと帰れよ。
まさかテスト週間に遊んでるわけじゃねぇだろうな」
てっきり担任だと思ったら、燃えるように赤いジャージ姿の高田先生が入り口からこちらを見てくる。
まさしく遊びの相談をしていた私たち、部活顧問の登場で野球部員に一瞬で緊張が走った。
「今からみんなで図書室で勉強でーす」
「......そうか。
お前ら、赤点なんてとるなよ。赤点とったら部活にしばらく参加できねぇからな、分かってるだろうな」
いちはやく反応したのは、野球部じゃないから高田先生の呪縛外にいる、ブラスバンド部のゆっち。
ゆっちの一言により、先生は私たちを教室の外に追い出し戸締まりをしたあと、にらみをきかせてから帰っていく。
......大学行くために勉強するんじゃなくて、部活に参加するために勉強するんだ。
まあ、普通に勉強しろよと言われるよりも、そう言われた方が、にっしーあたりは勉強しそうだけど......。