ふりむいてよキャプテン
「みたいじゃなくて、実際サボりでしょ?」
「そんなことないって」
冗談っぽくそう言えば、否定しながらも小野くんは不機嫌そうでもなく、ちょっと笑ってるようにも見える。
「先生なんか言ってた?」
「小野はどうしたって聞かれたから、サボりですって言っておいた」
「え、本当に?」
「冗談だよ、違う班だから分かりませんって言ったよ」
ちょっとあせってる小野くんが笑えるけど、やっぱりいつもよりも全然話しやすくて。
いったい今日はどうしたのか。明日は槍がふるのか。
いや槍ならしょっちゅう飛んでくるから、刀でもふってくるのかも。
小野くんとこんな風に普通のクラスメイトみたいに話したの初めてかもしれない。
部活もクラスも一緒で、もう半年以上も密な時間を過ごしているのに、まともに話したことがないっていうのもどうなんだと思うけど。
でも普段話さないだけに、普通に話せるのが嬉しい。
「そんなことないって」
冗談っぽくそう言えば、否定しながらも小野くんは不機嫌そうでもなく、ちょっと笑ってるようにも見える。
「先生なんか言ってた?」
「小野はどうしたって聞かれたから、サボりですって言っておいた」
「え、本当に?」
「冗談だよ、違う班だから分かりませんって言ったよ」
ちょっとあせってる小野くんが笑えるけど、やっぱりいつもよりも全然話しやすくて。
いったい今日はどうしたのか。明日は槍がふるのか。
いや槍ならしょっちゅう飛んでくるから、刀でもふってくるのかも。
小野くんとこんな風に普通のクラスメイトみたいに話したの初めてかもしれない。
部活もクラスも一緒で、もう半年以上も密な時間を過ごしているのに、まともに話したことがないっていうのもどうなんだと思うけど。
でも普段話さないだけに、普通に話せるのが嬉しい。