ふりむいてよキャプテン
「ラスト三十秒です!」
昨日の雪の溶け残りで、まだグラウンドが使えず、テニスコートを借りてテニス......ではなく。
なわとびをやっていた。
ラスト三十秒を知らせると、みんなラストー!と声を出してスパートをかける。
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1。
ラストです!」
再起不能のまま、ストップウォッチを読み上げると、キリのいいところで、みんななわをとめる。
「次、おおなわとびやるよー!」
休憩するひまもなく、いつき先輩のかけ声でみんなはなわとび入れに自分の使ったなわを戻す。
大縄跳びか......、誰が回すんだろ。
「宮崎、そっちもて」
......ですよね、うん。
私しかいないよね。
なわを片方もった高田先生にもう片方を指され、それをもつ。
昨日の雪の溶け残りで、まだグラウンドが使えず、テニスコートを借りてテニス......ではなく。
なわとびをやっていた。
ラスト三十秒を知らせると、みんなラストー!と声を出してスパートをかける。
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1。
ラストです!」
再起不能のまま、ストップウォッチを読み上げると、キリのいいところで、みんななわをとめる。
「次、おおなわとびやるよー!」
休憩するひまもなく、いつき先輩のかけ声でみんなはなわとび入れに自分の使ったなわを戻す。
大縄跳びか......、誰が回すんだろ。
「宮崎、そっちもて」
......ですよね、うん。
私しかいないよね。
なわを片方もった高田先生にもう片方を指され、それをもつ。