ふりむいてよキャプテン
「でも......、これ一回ごみ袋に捨てたやつだから汚いよ?それに、にっしーにもちゃんと作ってきたよ、はいこれ」
自分のカバンから、小分けに切ったガトーショコラをにっしーに渡し、それ捨てるからとにっしーの手の中のものを受け取ろうとする。
にっしーは渡したチョコを受け取ったけど、ごみ袋に入ってた方も手放す気配がない。
「こんなの欲しがらなくても、にっしーいっぱいもらってるじゃん」
そんなにっしーに、私の真正面に見える彼のあけっぱなしのバックを指す。
いまだに私の作ったいちご柄のお守りがチャックにつけられた真っ黒のバックから、可愛くラッピングされたものがいくつかのぞいている。
入ってるもの全部は見えないけど、四つは確実。
「あ!勝手に見ない!
これ全部義理だから!」
後ろをふりむいてから、あわててカバンのチャックをしめにいきながら、にっしーはしなくてもいい言い訳をしている。
全部義理ってことはないでしょ......。
自分のカバンから、小分けに切ったガトーショコラをにっしーに渡し、それ捨てるからとにっしーの手の中のものを受け取ろうとする。
にっしーは渡したチョコを受け取ったけど、ごみ袋に入ってた方も手放す気配がない。
「こんなの欲しがらなくても、にっしーいっぱいもらってるじゃん」
そんなにっしーに、私の真正面に見える彼のあけっぱなしのバックを指す。
いまだに私の作ったいちご柄のお守りがチャックにつけられた真っ黒のバックから、可愛くラッピングされたものがいくつかのぞいている。
入ってるもの全部は見えないけど、四つは確実。
「あ!勝手に見ない!
これ全部義理だから!」
後ろをふりむいてから、あわててカバンのチャックをしめにいきながら、にっしーはしなくてもいい言い訳をしている。
全部義理ってことはないでしょ......。