ふりむいてよキャプテン
試合終了の合図とともに、うちの高校が三塁側、相手校が一塁側のラインにそって整列するために、みんないっせいにかけていく。
ぬかるんだグラウンドに盛大にヘッドスライディングをかましたにっしーも立ち上がり、列に加わる。
雨はますます強くなって、帽子をかぶっているとはいってもみんなびしょびしょ。
にっしーはそれに加えて、ユニフォームが泥だろけ。
顔にまで泥がついちゃって......、どうしてそこまでするんだろう。
練習試合だし、そこまで必死にならなくても。
結局勝てなかったし、セーフになったとしても一点入ったというだけ。
そこまでして勝ちたいものなのかな。
普通はマネージャーだったら、私もそう思わなきゃいけないよね。
だけど、必死になっているにっしーをなんだか冷めた目で見てしまう私は、やっぱりマネージャー向いてない。
ぬかるんだグラウンドに盛大にヘッドスライディングをかましたにっしーも立ち上がり、列に加わる。
雨はますます強くなって、帽子をかぶっているとはいってもみんなびしょびしょ。
にっしーはそれに加えて、ユニフォームが泥だろけ。
顔にまで泥がついちゃって......、どうしてそこまでするんだろう。
練習試合だし、そこまで必死にならなくても。
結局勝てなかったし、セーフになったとしても一点入ったというだけ。
そこまでして勝ちたいものなのかな。
普通はマネージャーだったら、私もそう思わなきゃいけないよね。
だけど、必死になっているにっしーをなんだか冷めた目で見てしまう私は、やっぱりマネージャー向いてない。