ふりむいてよキャプテン
五試合目 先輩後輩
イケメンキャッチャー
「おはよー!」
教室の後ろ側のドアから元気よく入ってきたにっしーは、男子たちに挨拶してから、窓際にいる私とゆっちに手を上げた。
「ねぇ、結局小野くんに告白しなくて良かったの?」
ゆっちはにっしーに手をふってから、にっしーと一緒にいる小野くんを一度見る。
それから教室の窓側カーテンにくるまりながら、こっそりとささやいた。
「うん、もういいんだ。なんかもう疲れちゃった。
二年生になったことだし、心機一転新しい恋でもするかなー」
私もゆっちにならい、同じようににっしーに手をふったあとにカーテンにくるまる。
二年生になり、新しいクラスになってから一週間。
心機一転とはいっても、その肝心のもと好きなひととまた一緒のクラス。
さらに、好きなひとの好きなひととも、今年もクラスが一緒の上、みやざきとまるいで、席まで近い。
ゆっちの彼氏のヒロくんは理系クラスだから隣の6組なんだけど、ゆっちとは今年も一緒。
けっこう一年生の時から同じクラスの人がたくさんいるんだけど、今年からは......。
教室の後ろ側のドアから元気よく入ってきたにっしーは、男子たちに挨拶してから、窓際にいる私とゆっちに手を上げた。
「ねぇ、結局小野くんに告白しなくて良かったの?」
ゆっちはにっしーに手をふってから、にっしーと一緒にいる小野くんを一度見る。
それから教室の窓側カーテンにくるまりながら、こっそりとささやいた。
「うん、もういいんだ。なんかもう疲れちゃった。
二年生になったことだし、心機一転新しい恋でもするかなー」
私もゆっちにならい、同じようににっしーに手をふったあとにカーテンにくるまる。
二年生になり、新しいクラスになってから一週間。
心機一転とはいっても、その肝心のもと好きなひととまた一緒のクラス。
さらに、好きなひとの好きなひととも、今年もクラスが一緒の上、みやざきとまるいで、席まで近い。
ゆっちの彼氏のヒロくんは理系クラスだから隣の6組なんだけど、ゆっちとは今年も一緒。
けっこう一年生の時から同じクラスの人がたくさんいるんだけど、今年からは......。