ふりむいてよキャプテン
トッティーこと戸塚くん、またの名を王子。
同じクラスになったのは今年からだけど、名前と顔だけは去年から知っていた。
サッカー部のエースで、一年生の時から特進で頭も良くて、外見は王子様みたいな爽やかなもう文句なしのイケメン。さらに、性格もおだやかで優しいという噂。
つまり、一学年に一人か二人はいる完璧王子様系イケメンなんだ。
「王子とは接点もないし、まずあちらからお断りだよ」
「分かんないよー?同じクラスになったんだしー」
「だから、ないって。ゆっち、自分が戸塚くんのことタイプなだけでしょ」
バレた?とペロリと舌を出すゆっち。全く......。
「トッティーもいいけど、あたし的にはもっとオススメの人がいるんだよねー。あみのタイプだと思うよ?
もうねー、前のキャプテン以来の大ヒット間違いなし!」
「え?だれ?
このクラスにそんな人いた?」
にやにやしながら言うゆっちにイマイチピンとこなくて、ひとり首をかしげる。
戸塚王子とかカッコいい人は何人かいるけど、そんなに私のタイプの人っていたっけ?
同じクラスになったのは今年からだけど、名前と顔だけは去年から知っていた。
サッカー部のエースで、一年生の時から特進で頭も良くて、外見は王子様みたいな爽やかなもう文句なしのイケメン。さらに、性格もおだやかで優しいという噂。
つまり、一学年に一人か二人はいる完璧王子様系イケメンなんだ。
「王子とは接点もないし、まずあちらからお断りだよ」
「分かんないよー?同じクラスになったんだしー」
「だから、ないって。ゆっち、自分が戸塚くんのことタイプなだけでしょ」
バレた?とペロリと舌を出すゆっち。全く......。
「トッティーもいいけど、あたし的にはもっとオススメの人がいるんだよねー。あみのタイプだと思うよ?
もうねー、前のキャプテン以来の大ヒット間違いなし!」
「え?だれ?
このクラスにそんな人いた?」
にやにやしながら言うゆっちにイマイチピンとこなくて、ひとり首をかしげる。
戸塚王子とかカッコいい人は何人かいるけど、そんなに私のタイプの人っていたっけ?