ふりむいてよキャプテン
「危ない!」
キャッチャーフライをよける達人が聞いてあきれる。
三浦くん観察に夢中になっていたら、キャッチャーフライが上がっていたことに気がつかなかった。
張本人の三浦くんに、飛んできたボールから守られるように抱きしめられ、勢い余って二人で地面にしりもちをつく。
「ごめん、大丈......ぶ......」
大丈夫と言いかけて、キャッチャーマスクをとった三浦くんの顔を見た瞬間、心臓が止まりそうになってしまった。
これはゆっちが彼氏いるのに妄想しちゃうのも分かる。
前のキャプテンや小野くんみたいに男らしい感じというよりも、どちらというとまだあどけない感じだけど。
そのしっかりした眉毛に整った顔立ちは、しっかり男の顔で。
なんで今まで気づかなかったのか、自分にあきれるくらいかっこいいんだけど......。
「俺は大丈夫です。先輩こそ大丈夫ですか?
......先輩?」
キャッチャーマスクの下から出てきた顔が予想外にタイプで固まっている私の手をとって、立たせてくれる三浦くんにまたキュンとしてしまう。
先輩、かぁ。
今まで年下をそういう目で見たことなかったけど、悪くないかも。
キャッチャーフライをよける達人が聞いてあきれる。
三浦くん観察に夢中になっていたら、キャッチャーフライが上がっていたことに気がつかなかった。
張本人の三浦くんに、飛んできたボールから守られるように抱きしめられ、勢い余って二人で地面にしりもちをつく。
「ごめん、大丈......ぶ......」
大丈夫と言いかけて、キャッチャーマスクをとった三浦くんの顔を見た瞬間、心臓が止まりそうになってしまった。
これはゆっちが彼氏いるのに妄想しちゃうのも分かる。
前のキャプテンや小野くんみたいに男らしい感じというよりも、どちらというとまだあどけない感じだけど。
そのしっかりした眉毛に整った顔立ちは、しっかり男の顔で。
なんで今まで気づかなかったのか、自分にあきれるくらいかっこいいんだけど......。
「俺は大丈夫です。先輩こそ大丈夫ですか?
......先輩?」
キャッチャーマスクの下から出てきた顔が予想外にタイプで固まっている私の手をとって、立たせてくれる三浦くんにまたキュンとしてしまう。
先輩、かぁ。
今まで年下をそういう目で見たことなかったけど、悪くないかも。