ふりむいてよキャプテン
小野くんはキャプテンにふさわしいタイプ、じゃなくて。
キャプテンにふさわしくなってほしいタイプなんだ。
成長を見守りたいタイプというか。
斬新なキャプテンの決め方な気もするけど、10人もいて全員一致で小野くんがいいってことはそれだけ信頼されてるということ。
「私も小野くんがキャプテンがいいと思う。
理由はにっしーと同じ」
「俺もいまそう言おうと思ってたんだよね」
うそだ。しれっとした顔でちゃっかり便乗してきたけど、さっき顔がキャプテンっぽいからって言ったでしょヒロくん。
意外とちゃっかりしてるヒロくんは無視するとして。
今まで黙ってみんなの話を聞いていた私がようやく発言すると、それを皮切りに俺も俺もとみんなにっしーの意見に同意した。
「......わかった。
みんながそう言うのなら、キャプテンやるよ」
神妙な顔でうつむいていた小野くんもやっと顔をあげると、優しく微笑んでいるにっしーと目を合わせて、ひとつうなずいた。
こうして、三年生引退後の次期キャプテンが小野くん、副キャプテンはにっしーに決定した。
キャプテンにふさわしくなってほしいタイプなんだ。
成長を見守りたいタイプというか。
斬新なキャプテンの決め方な気もするけど、10人もいて全員一致で小野くんがいいってことはそれだけ信頼されてるということ。
「私も小野くんがキャプテンがいいと思う。
理由はにっしーと同じ」
「俺もいまそう言おうと思ってたんだよね」
うそだ。しれっとした顔でちゃっかり便乗してきたけど、さっき顔がキャプテンっぽいからって言ったでしょヒロくん。
意外とちゃっかりしてるヒロくんは無視するとして。
今まで黙ってみんなの話を聞いていた私がようやく発言すると、それを皮切りに俺も俺もとみんなにっしーの意見に同意した。
「......わかった。
みんながそう言うのなら、キャプテンやるよ」
神妙な顔でうつむいていた小野くんもやっと顔をあげると、優しく微笑んでいるにっしーと目を合わせて、ひとつうなずいた。
こうして、三年生引退後の次期キャプテンが小野くん、副キャプテンはにっしーに決定した。