ふりむいてよキャプテン
「う、うん、本当だよ?
あのね、さほちゃん。さほちゃんに言わなきゃいけないことがあるんだけど、実は私とにっしーね、むかし......」
「付き合ってたんですよね?
さほ知ってますよ。ついでに西川先輩が、まだあみ先輩に未練があることも知ってます。
本人に聞きましたもん」
あ、あれ?
修学旅行の一件は言えないにしても、いつまでもにっしーとの過去を隠すのも申し訳ないと一大決心して口を開いたのに。
なんでもないことのようにあっけらかんとしているさほちゃんに拍子抜け。
「そうなんだ......。
あの、ごめんね。隠してたわけじゃないんだけど......」
「別に謝る必要ないですよぅ。
大丈夫ですよ、さほそういうの全然気にしませんから」
「え?でも......」
アイドルみたいに可愛く笑うさほちゃんに、口ごもってしまう。
「だって、あみ先輩は西川先輩のことぜーんぜんタイプじゃないんですよね?友達としか思えないんですよね?
だから、フッたんですよね。それで負い目感じて、彼氏作れないんですよね?
安心してくださいね、西川先輩はさほが幸せにしますから。西川先輩はさほに任せて、あみ先輩は小野先輩でも三浦くんでも好きな方にいってください」
私に口をはさむ隙を与えないとばかりに、さほちゃんは笑顔はそのままに、たたみかけるようにマシンガントーク。
このこ......。
あのね、さほちゃん。さほちゃんに言わなきゃいけないことがあるんだけど、実は私とにっしーね、むかし......」
「付き合ってたんですよね?
さほ知ってますよ。ついでに西川先輩が、まだあみ先輩に未練があることも知ってます。
本人に聞きましたもん」
あ、あれ?
修学旅行の一件は言えないにしても、いつまでもにっしーとの過去を隠すのも申し訳ないと一大決心して口を開いたのに。
なんでもないことのようにあっけらかんとしているさほちゃんに拍子抜け。
「そうなんだ......。
あの、ごめんね。隠してたわけじゃないんだけど......」
「別に謝る必要ないですよぅ。
大丈夫ですよ、さほそういうの全然気にしませんから」
「え?でも......」
アイドルみたいに可愛く笑うさほちゃんに、口ごもってしまう。
「だって、あみ先輩は西川先輩のことぜーんぜんタイプじゃないんですよね?友達としか思えないんですよね?
だから、フッたんですよね。それで負い目感じて、彼氏作れないんですよね?
安心してくださいね、西川先輩はさほが幸せにしますから。西川先輩はさほに任せて、あみ先輩は小野先輩でも三浦くんでも好きな方にいってください」
私に口をはさむ隙を与えないとばかりに、さほちゃんは笑顔はそのままに、たたみかけるようにマシンガントーク。
このこ......。