ふりむいてよキャプテン
「にっしーが良くても、私は良くない。
さすがに何回も同じことするのは申し訳なさすぎるよ。
付き合うのはやっぱり無理だよ、ごめん......」
「......わかった、じゃあ付き合わなくていい。
あみがマサのことあきらめるまで待ってる」
にっしー他の人みなよ......。
もう、なんでここまで......。
私の腕をつかんだまま、やっぱり私をまっすぐ見つめるにっしーの視線から逃れるように、目をそらす。
にっしーに彼女ができたら嫌だとは言ったけど、だけどさすがにずっと待たれるのは申し訳ない。
ここまで言われると、嬉しいを通り越して申し訳ない気持ちの方が大きくなるよ。
「待ったって意味ないよ。
小野くんあきらめても、にっしーのこと好きになるか分からないもん。ミッチーとか他の人好きになるかもしれないし」
「なんでそこで三浦が出てくるんだよ......。
やっぱり三浦に乗り換える気じゃ......」
「例えで出しただけ!
ミッチーじゃなくても、小野くんやめたら、私にっしー以外の他の人好きになるもん!
にっしーだけは絶対に好きにならないし、にっしーとだけは絶対に付き合わない!」
何もここまで言わなくても、とは自分でも思った。
しかし引っ込みがつかなくなり、ムキになって、にっしーだけは好きになりません宣言をしてしまった。
「なんでそんなに意地になるんだよ!」
「なってない!
とにかく!にっしーに彼女ができるまでは、今度こそ絶対にもう話さないから!」
にっしーの言うように、完全に意地になっていたのかもしれない。
やけになったまま、私を抱きしめるにっしーを突き飛ばして、バタバタとドアも閉めずに保健室を出ていく。
さすがに何回も同じことするのは申し訳なさすぎるよ。
付き合うのはやっぱり無理だよ、ごめん......」
「......わかった、じゃあ付き合わなくていい。
あみがマサのことあきらめるまで待ってる」
にっしー他の人みなよ......。
もう、なんでここまで......。
私の腕をつかんだまま、やっぱり私をまっすぐ見つめるにっしーの視線から逃れるように、目をそらす。
にっしーに彼女ができたら嫌だとは言ったけど、だけどさすがにずっと待たれるのは申し訳ない。
ここまで言われると、嬉しいを通り越して申し訳ない気持ちの方が大きくなるよ。
「待ったって意味ないよ。
小野くんあきらめても、にっしーのこと好きになるか分からないもん。ミッチーとか他の人好きになるかもしれないし」
「なんでそこで三浦が出てくるんだよ......。
やっぱり三浦に乗り換える気じゃ......」
「例えで出しただけ!
ミッチーじゃなくても、小野くんやめたら、私にっしー以外の他の人好きになるもん!
にっしーだけは絶対に好きにならないし、にっしーとだけは絶対に付き合わない!」
何もここまで言わなくても、とは自分でも思った。
しかし引っ込みがつかなくなり、ムキになって、にっしーだけは好きになりません宣言をしてしまった。
「なんでそんなに意地になるんだよ!」
「なってない!
とにかく!にっしーに彼女ができるまでは、今度こそ絶対にもう話さないから!」
にっしーの言うように、完全に意地になっていたのかもしれない。
やけになったまま、私を抱きしめるにっしーを突き飛ばして、バタバタとドアも閉めずに保健室を出ていく。