ふりむいてよキャプテン
「今日はどんな感じ?緊張は大丈夫?」
「多少はあるけど、不思議と今日は負ける気がしないんだよね」
試合を観戦したままのにっしーの横顔をちらっと見てから、そうなんだと相づちをうつ。
今日の対戦校は、うちと同じような公立で勝てない相手ではないけど、そこまで絶対に勝てるというほど、弱いとこでもない。
だからこそ、にっしーのモチベーションが高いみたいで、それを聞いて少し安心した。
「今日の試合に勝って、みんなで県大会行けたらいいよね」
「だね。......じゃあ今日勝てるように、なんか俺に気合いが入るような言葉かけて」
グラウンドから私の方に視線をうつし、照れたように笑うにっしー。
さっき今日は負ける気がしないとか言ってたけど......、今さら気合いが必要なのか.......。
「なにいきなり。どんなこと言えばいいの?
先生を県大会連れていくためにがんばってね、とか?」
いったいにっしーが何を求めているのか分からず、小野くんが言っていたことを思い出してそんなことを言ってみると、にっしーは何ともいえないような微妙な表情をした。
.....ちがった?
「多少はあるけど、不思議と今日は負ける気がしないんだよね」
試合を観戦したままのにっしーの横顔をちらっと見てから、そうなんだと相づちをうつ。
今日の対戦校は、うちと同じような公立で勝てない相手ではないけど、そこまで絶対に勝てるというほど、弱いとこでもない。
だからこそ、にっしーのモチベーションが高いみたいで、それを聞いて少し安心した。
「今日の試合に勝って、みんなで県大会行けたらいいよね」
「だね。......じゃあ今日勝てるように、なんか俺に気合いが入るような言葉かけて」
グラウンドから私の方に視線をうつし、照れたように笑うにっしー。
さっき今日は負ける気がしないとか言ってたけど......、今さら気合いが必要なのか.......。
「なにいきなり。どんなこと言えばいいの?
先生を県大会連れていくためにがんばってね、とか?」
いったいにっしーが何を求めているのか分からず、小野くんが言っていたことを思い出してそんなことを言ってみると、にっしーは何ともいえないような微妙な表情をした。
.....ちがった?